デニスジャパンでは、法令や社内規定の違反などを早期に発見し、適切な対応を行うために、内部通報規程を制定し、内部通報システムを設けています。内部通報システムでは、横領、不正行為、ハラスメントなどを含めたコンプライアンス違反のほか、社内諸規程およびグループ企業理念に反する行為全般の通報を受付けています。社外へ設置された「ヘルプライン」を窓口として設けており、役員・従業員・派遣社員からの通報が可能となっています。また、内部通報規程により、通報者のプライバシーを厳守し、通報したことによる不利益な取扱いを受けることなく保護される体制を確保し、匿名での対応を希望する通報者が利用しやすい環境を整えています。通報があった場合には、速やかに事実を確認し、必要な対処や是正、再発防止を講じる体制を整えています。

コンプライアンス強化のため、すべての従業員に対し、内部通報システム、ハラスメント、個人情報の取扱い、情報セキュリティなどに関する社内研修を行っております。これにより、従業員一人一人がコンプライアンスや企業理念に基づいた適切な行動をとることを促し、企業統治を確立しています。同時に、社内で発生する可能性のあるハラスメントや不正行為などのリスクを減らし、顧客、パーナーおよび従業員間の信頼を築くことを目指しています。
外部から講師を招いて研修を行うこともあります。その一つとして、アンコンシャス・バイアス（無意識の偏見）に関する研修を実施しています。
また、従業員に対して外部セミナーへの参加も推奨しています。デニスジャパンの業務はメディカル、食品ビジネスなど多義にわたっていますので、各部門・課ごとに必須である薬事、品質管理、食品衛生法・食品表示法などのビジネスに関係するコンプライアンス教育のために外部セミナーに多くの従業員が参加しています。
一方で、新任の役員は、役員の役割・会社法・金融商品取引法などの基本的な知識から広範な分野の知識と心構え、意識の向上ための外部研修に参加しております。

デニスジャパンでは、企業価値の保護と向上を目指し、毎年各年度の財務会計や業務などについて調査・評価し、報告と助言を行うための内部監査を実施しております。 独立した監査組織が、企業内部に存在するリスクの低減・不正の防止、業務の有効性・効率性の向上、また経営目標の達成などを実現するために監査を行っています。 これら内部監査は、企業の組織の透明性と社会的な信用を高めることも目的としています。