社員インタビュー

INTERVIEW

私たちの業務の先には、
患者さんがいる。
それが仕事の大きなやりがい。

DENISファーマ株式会社
DENISファーマ株式会社

DENISファーマ株式会社
佐倉工場 品質管理部

花石 智子 TOMOKO HANAISHI

品質管理全般に関わりたいと、転職を決めた

品質管理部の主な業務は、当社で取り扱っている体外診断用医薬品の品質試験。製品に応じた手順書に従って、ひとつひとつ品質試験を行います。新しい製品が入るときには、その手順書作成にも関わります。品質試験で使用する機器の管理も私たちの業務領域に含まれます。前職は、派遣社員として治験薬の品質試験を担当していました。その時は、派遣社員だったこともあり、自分の裁量でできる業務が少なく、試験だけでなく品質管理全般に関わりたいという思いがあり、転職する際はその視点で会社を探しました。DENISファーマの主な製品は体外診断用放射性医薬品であり、放射性物質を取り扱う点がこれまで経験したことがなかったのですが、少人数のスタッフで、試験だけでなく品質管理全般を見渡せることが魅力的に感じ、正社員としての入社を決めました。とにかくはじめてのことが多かったので戸惑いはありましたが、それぞれの製品の原理などを理解し、先輩からトレーニングを受けながら、試験方法を学んでいきました。

少人数のチームで、相談しやすい職場環境

私たちの仕事において、正確さ、確実さがとても重要な要素ですが、もうひとつ、スケジュール管理能力が必要です。基本的に品質試験は、それぞれの担当者が一人で行います。製品や原料などの試験によってかかる時間が違うことがあるので、一日の中でのスケジュール管理は個人の裁量に任されています。手順書に従って試験のルールを守り、正確に記録するなど、基本的なことはありますが、全体の流れを見て、その中の自分の担当を把握し、スケジュール通りに試験を行うことが求められます。捉え方によっては自分のやりやすいように作業の計画を立てることができます。また、仕事において難しい点は試験で得たデータの適合、不適合の判断。その原因が製造の段階のものか、ほかのタイミングで起こったことなのか、探ることがとても困難です。品質管理部は少人数なので、なにか問題があったらすぐに共有できるし、相談がしやすい環境であるので助かっています。同年代が多いチームなので話しをしやすい職場です。品質管理の仕事は、直接患者さんと接するわけでもなく、体外診断用医薬品を使う現場を見ることもありませんが、「自分たちの仕事の先には患者さんがいる」と思うと気持ちが引き締まります。

品質管理と薬事を兼任することでやりがいに

品質管理部の業務に加え、2021年から薬事部を兼任することになりました。製品の承認申請を実施する時には、品質管理部で試験を行い、データを取得したうえで、薬事部が申請用の資料を作成します。品質管理部は試験、薬事は申請書類作成と、ふたつの業務は密接に関わっているので、私が兼任することで両部門の橋渡し的な存在になれたら、と考えています。そのためには、品質管理で得た試験データがなんのために必要なものなのか、それぞれの業務をしっかりと理解し、全体としてどんなことが必要なのか把握できるようになることが大事。統計分析や薬機法、QMS(品質管理監督システム)省令などを、しっかり学び、私自身のスキルアップにもつなげていきたいと思います。

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