経営者メッセージ
日本におけるメゾンデニス(Maison Denis)の歴史は、1947年に設立された貿易会社に遡ります。多種多様な製品及びサービスを手掛け、1954年には日仏貿易株式会社を設立し、50年以上にわたりフランス企業と日本市場との橋渡しとしての役割を果たしてきました。
自動車工業(シトロエン)や保険(AGF現在のAllianz)、テキスタイルなど、その時代において主要な分野で事業を開始し発展させるとともに、スキー、家具、ジュエリー、ワインなどの消費財の輸入を行ってきました。1990年代初頭以降は、高品質かつ斬新な食品及び飲料ブランドの輸入・マーケティングに特化し、日本市場の開拓を続け今日に至っています。
1958年、メゾンデニスは、日本で海外の技術の導入に幅広く携わっていたセティ(Sceti Co. Ltd.:1925年設立)を買収しました。セティは、Sud-Aviation社(エアバス)の“Caravelle(カラベル)”の日本市場への導入、フランス原子力庁(CEA:Commissariat Français à l’Energie Atomique)の日本代表業務や、ポマガルスキー社(POMAGALSKI)のゴンドラリフトの販売を手掛けるなど、フランスの様々な機関の日本拠点として代理店業務を行い、日本市場開拓に関わる重要なプロジェクトにおいて主要な役割を果たしました。また、その後も革新的な技術を、日本において有力な市場に導入し続けることで事業を発展させ、現在では、ヘルスサイエンス事業に特化することで、更なる発展を目指しています。
2011年、長い歴史の中で経験を積み重ねることにより不断の成長を遂げてきた日仏貿易、セティ及びそれぞれの子会社は、デニスジャパン(スイス本社)という名の下に統合されました。今日、デニスジャパンは、主に「フード&ビバレッジ分野」と「ヘルスサイエンス分野」の二つの事業分野に特化し、東京、名古屋、大阪及び福岡オフィス、佐倉工場(千葉県)を拠点に、全国で事業を展開しています。
デニスジャパンは、日本での75年に渡る経験を活かしながら、これからもメゾンデニスのパイオニア精神を忘れることなく、海外のパートナーと共に革新的な技術や製品の開発に携わり、それらを日本の皆様にご紹介し続けます。